スクリプト作成
ここからはマクロマンを使用してスクリプトを作成していきましょう。
スクリプトファイル新規作成
新規作成をクリックします。
変数作成
今回は以下3つの変数を作成します。
ファイルリスト・・・フォルダ内に格納されている複数ファイルパスをリストとして保持
移動先フォルダパス・・・移動先のフォルダパスを保持
行数(初期値2)・・・行数をカウント
詳しい設定方法は、在庫管理(スクリプト作成前編)でご確認ください。
1.ファイルリストを取得
【コマンド】
ファイルコマンド > ファイルリストを取得
【設定値】
・ファイルパスリスト:ファイルリスト ※プルダウンから選択
・メモ:このコマンドは“何を処理しているのか”を入力しましょう。
可読性や保守の観点からコメントを入れる癖をつけておくのが、RPA開発時のポイントです!
2.Excelを起動
【コマンド】
Excelコマンド > ファイル・ブック > Excelを開く
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel ※プルダウンから選択
・要素のアクション:ファイルを指定して開く ※プルダウンから選択
・ブックのファイルパス ※ファイルを選択から選択
3.繰り返し設定
【コマンド】
繰り返し(Loop)コマンド > データ数分繰り返す(For Each)
【設定値】
・ループさせたいリスト変数:ファイルリスト ※変数選択から選択
4.エラーキャッチ開始
【コマンド】
エラー処理(Try-Catch)コマンド > エラーキャッチを開始(Try)
【設定値】
なし
5.処理情報ファイルB列に実行日の日付を入力
【コマンド】
Excelコマンド > セル > セルに値を設定
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel
・設定するテキスト:{DateTime.Now.YearLong}/{DateTime.Now.Month}/{DateTime.Now.Day} ※変数選択から選択
・セル:B{行数} ※変数選択から選択
6.処理情報ファイルC列より移動先のフォルダパスを取得
【コマンド】
Excelコマンド > セル > セルの値を取得
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel
・セル:C{行数} ※変数選択から選択
・設定するテキスト:移動先フォルダパス ※プルダウンから選択
7.ファイルを指定フォルダへ移動
【コマンド】
ファイルコマンド > ファイルを移動/コピー
【設定値】
・移動 ※プルダウンから選択
・割り当てる変数:ファイルリスト ※変数選択から選択
・移動/コピー先のディレクトリ:{移動先フォルダパス} ※変数選択から選択
8.処理情報ファイルのD列に結果(成功)を入力
【コマンド】
Excelコマンド > セル > セルに値を設定
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel
・設定するテキスト:成功
・セルの場所:D{行数} ※変数選択から選択
9.エラー発生時の処理(Try-Catch)
【コマンド】
エラー処理(Try-Catch)コマンド > エラー発生時の処理(Catch)
【設定値】
なし
※4行目の「エラーキャッチを開始」を配置した際に、自動でこのコマンドが追加されています
このコマンドより下に配置されたコマンドがエラー時に処理される内容です
10.処理情報ファイルのD列に結果(エラー)を入力
【コマンド】
Excelコマンド > セル > セルに値を設定
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel
・設定するテキスト:移動エラー
・セルの場所:D{行数} ※変数選択から選択
11.エラーキャッチを終了
【コマンド】
エラー処理(Try-Catch)コマンド > エラーキャッチを終了
【設定値】
なし
※4行目の「エラーキャッチを開始」を配置した際に、自動でこのコマンドが追加されています
12.次の行へ
【コマンド】
変数コマンド > 変数に値を再設定
【設定値】
・変更する行数:行数
・設定する入力の定義:{行数}+1 ※変数選択から選択
13.繰り返しを終了
【コマンド】
繰り返し(Loop)コマンド > 繰り返しを終了(End Loop)
【設定値】
なし
※3行目の「データ数分繰り返す(For Each)」を配置した際に、自動でこのコマンドが追加されています
14.Excelを保存して閉じる
【コマンド】
Excelコマンド > ファイル・ブック > Excelを閉じる
【設定値】
・インスタンス名:RPAExcel
・ブックを保存:保存して閉じる ※プルダウンから選択