POINT
1.インスタンスとは
インスタンスとは、マクロが操作する対象を特定するために必要な「名称」を指します。
これにより、どの対象に対して操作を行うのかを識別できるようになります。
インスタンスが設定されていない場合、どの操作対象かが特定できず、正しく作業を進めることができません。
例: 先生が「教科書の30ページを開いてください」と指示を出した際、
教科書それぞれに「名称」がついていないと、どの教科書を開けば良いかがわからなくなります。
インスタンスを設定し、それぞれの教科書に「科目名」を付けることで、対象の教科書を特定できるようになります。
実務例:Excelでの操作
各ファイルにインスタンスを設定することで、特定のファイルを識別して操作することができます。
例えば、Excelを3つ開いている場合、 それぞれのファイルに異なるインスタンス名
(例:Excel①、Excel②、Excel③)を設定することで、対象を正確に区別できます。
WordやWebブラウザでの操作でも同様に、操作対象を明確にするためにインスタンスを設定する必要があります。
インスタンスを設定することで、操作対象が明確になり、効率的かつ正確な操作が可能になります。