「2024年最新」無料RPAツール23選!無料のタイプ別メリットとデメリットの解説
目次
導入には費用がかかることが多いRPAツール。しかし、なかには無料(フリー)のRPAツールも存在します。「トライアル」、「フリーミアム」、「条件付きで無料」、そして「完全無料」の4種類です。この4種にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
この記事では、無料RPAツールのタイプ別の特徴、メリットとデメリット、および無料RPAツールを選定する際に重要なポイントを解説します。さらに、無料で利用開始できるRPAツールを23種類ピックアップしました。ぜひ、ツール選びの参考にしてください。
RPAツールに無料(フリー)のものは存在する!
RPAツールといえば、有料のものが大半であり、本格導入をする場合には費用が高額なイメージがある方もいらっしゃるのではと思います。しかし、現在は無料(フリー)のRPAツールもなかには存在しており、無料のタイプは4種類あります。
一定期間は無料で、一部または全部の機能を試せる「トライアル」、基本的な機能は無料で使用でき、より高度な機能は有料となる「フリーミアム」、個人や学生、小規模なチームなど一定の条件を満たしていれば有料版と大差ない機能を利用できる「条件付きで無料」、そして「完全無料のRPAツール」です。
多くのRPAツールは無料のトライアル期間を設けています。なかには、完全無料ですべての機能を期限の制限なく使えるRPAツールもあるのです。今まで「RPAツールは高価だから」と導入を躊躇していた企業でも、無料で導入できるRPAツールへの理解を深め、将来のために検討を進めてみましょう。
RPAは基本的に有料。一方でRPAを無料で使った方が良いケースは?
一般的に、RPAツールには費用がかかるものであり、費用をかけることで一定のサービスを受けられると認識しておくと良いでしょう。一方で、無料(フリー)のRPAツールを使った方が良いケースもあり、以下の3つの例が挙げられます。
1.現状のツールでは費用対効果を感じられていない(自動化の対象業務が少ない)ケース
費用に対する効果が少ない場合は、低価格帯や無料で始められるRPAツールを試してみると良いでしょう。
費用対効果が感じられない場合とは、たとえば多機能かつ高額な費用のツールに対して、実際の自動化対象となる業務の範囲が少ない場合や、実装してみた結果、RPAによる自動化に向かずに範囲を狭めた場合、そもそもRPAを使う機会が少なかったということが後から分かった場合などが挙げられます。
費用対効果とは「商品やサービスにかかる金銭的・時間的コストに対して得られる効果」を指しますが、RPAツールの場合、多機能ではあるが高額な月額費用や、その他オプション費用がかかるのに対してRPA化する業務が少ない場合「費用に対して効果が下回る」状態になってしまうため、正しく費用対効果を感じられない結果となるのです。
この場合、現在契約しているRPAツールがマッチしていない状況のため、低価格帯や無料で試せるRPAツールに切り替えることをおすすめします。
2.現在有料のRPAツールを使っていて、利用可能人数やロボット作成数の上限に達してしまったケース
RPAツールのなかには、利用人数や、作成するロボットの数が増えるごとに追加で金額が発生するものがあります。このようなツールの場合、使うほどに費用がかさむためRPA化の対象業務が小規模だと割に合わなくなるかもしれません。
3.ツールが自社にとって有用かどうか確認しておきたいケース
RPAツールによって自動化したい業務をある程度洗い出したら、「どのRPAツールを導入するか」という段階に入りますが、RPAツールは国内で利用できるものだけで30以上あるといわれています。機能や費用、使い心地や互換性も、ツールによってさまざまです。
必ずしも多機能なツールが自社に合うとは限りません。機能が多すぎて使いこなせない、コマンドを探すのに時間がかかる等でマッチしないということも。このような自社にとって有用かどうかをなるべくコストを最小限にして確認したいですよね。
そのような場合は、無料で試せるツールが有用です。トライアル期間など、試用期間が限られている際には、その期間が長いほど良く、完全無料の場合は期間を気にせずじっくり試せます。
無料(フリー)のRPAツールのタイプと特徴
無料(フリー)のRPAツールは、大きく4つのタイプに分類できます。まずは各タイプの概要をみていきましょう。
トライアル
製品版のRPAツールを、一定期間、無料で試せるタイプです。製品版の機能のうち一部の使用が制限された状態で、お試し利用が可能となっているケースもあります。
トライアルは、利用料無料のRPAツールのなかで最も一般的なタイプです。ほとんどの有料RPAツールにトライアルが設定されているので、無料で使い勝手を確かめることができます。
フリーミアム
「フリーミアム」は、無料を意味する「フリー」と、割増料金を意味する「プレミアム」との造語です。基本的なサービスは無料で利用でき、より高度な機能については有料で提供するビジネスモデルを指します。
フリーミアムの場合、無料でRPAツールを利用しながら必要に応じてアップグレードできるため、利便性に優れているといえます。
条件付きで無料
一定の条件をクリアしていれば、RPAツールを無料で利用できるタイプも存在します。たとえば、個人や学生、小規模なチーム、開発者を対象に無料でRPAツールを提供しているサービスがあります。自身が条件を満たしているようであれば、有料プランと遜色のない機能を使えることもあるため、活用を検討してみましょう。
完全無料
なかには、すべての機能を完全に無料で利用できるRPAツールもあります。個別の問い合わせなどのサポートは有料でユーザーコミュニティの用意があるもの、学習コンテンツがあるものや、無いものなどツールによってさまざまです。
ユーザーコミュニティの場合、回答が得られるかや回答がいつ得られるかが分からないため、有人のサポートの方が安心です。
無料タイプ別のメリット・デメリット
続いて、利用料無料のRPAツールのタイプ別に、メリットとデメリットをみていきましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
トライアル | 高額なものも含め、気軽に色々なRPAツールを試せる | 利用期間が限定されているため、充分な検証ができない可能性がある |
フリーミアム |
|
機能が制限されている場合がある |
条件付きで無料 | 条件に合致すると、”完全無料”ツールと同等に使える | とくになし |
完全無料 |
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トライアルのメリット・デメリット
【メリット】高額なものも含め、気軽に色々なRPAツールを試せる
気軽にさまざまなRPAツールを試せることです。有料RPAツールの多くにトライアルが設定されているので、無料で利用しながら自分や企業にマッチするサービスを選定できます。
【デメリット】利用期間が限定されているため、充分な検証ができない恐れがある
利用期間が限定されていることです。RPAツールの種類によってトライアル期間はさまざまですが、30日や60日の場合が多いため、一部の機能しか使えない場合や、有償契約時と同等のサポートまでは受けられないケースも散見されます。
RPAツールの比較時には、実現したいシナリオがそのツールで問題なく動くのか、それをふまえた費用対効果の検証をすることが大事ですが、期間が短いほど効果検証を期間内に収めることのハードルが高くなります。
フリーミアムのメリット・デメリット
【メリット】無期限で試せる・利用しながら必要に応じたアップグレードができる・すぐにはじめられる
トライアルのように利用期間が設定されていないので、気軽に始められます。また、利用しながら必要に応じて有償にアップグレードすることができます。
【デメリット】機能が制限されている
制限の内容はRPAツールによって」異なりますが、制限される機能によっては快適に利用できないと感じるかもしれません。
条件付きで無料のメリット・デメリット
【メリット】条件に合致すると、”完全無料”ツールと同等に使える
ツールにもより条件が異なりますが、条件に合致すると有償ツールと同様の機能が使える場合があります。個人や小規模チームや社員数を条件にしているもの、特定のOS利用者を条件にしているものがあります。
【デメリット】とくになし
条件に合致しない場合は恩恵を受けることができないため、他の無料のタイプのどれかに該当することになります。
完全無料のメリット・デメリット
【メリット】費用が一切発生しない・すぐに始められる
費用が発生しない点です。他のタイプには一定の制限があるため、トライアル終了時や機能開放にはコストがかかります。完全無料のサービスであれば、期間や機能の縛り無く利用できるため、費用対効果も高まりやすいです。
削減したRPAツールの費用を、IT人材の確保や育成など他の分野に投資できます。
また、社内の予算承認などを考えずにすぐに気軽にはじめられるのもメリットです。
【デメリット】ツール自体の数が少ない・有償ツールと同等のサポートを受けられない
完全無料のRPAツールは数が非常に少ないです。そのため、完全無料のRPAツールに限定してしまうと、数多くの選択肢から最適なサービスを選べなくなります。
また、サポートの範囲が限られる場合もあるため、各ツールのサポート範囲を確認しましょう。ユーザーコミュニティは無料で開放していても、ヘルプデスクがない、または有料というケースが多いため、有料の場合はほかの有料ツール導入時とのコストを比較しましょう。
無料でRPAツールを利用できることで、浮いた予算でRPAツールの操作そのものを外部委託するという選択肢も出てきます。RPAの内製化と外部委託のそれぞれのメリットとデメリットを以下で紹介しています。併せてご覧ください。
併せて読みたい! RPAの内製化と外部委託の記事はこちら
無料(フリー)RPAツール選定時に大切なポイント5つ
まず、無料で始められるRPAツールを選定する際に、大切にすべきポイントを4つご紹介します。
1.動作環境に合致しているか
無料のRPAツールに限ったことではありませんが、自身が使っているパソコンの動作環境と、利用したいRPAツールの動作環境が合致しているかは必ず確認をしましょう。
パソコンの動作環境とは、対象のサービスを動作させるために求められる性能を指しており、具体的にはCPU・メモリ容量・ハードディスクドライブ容量などで指定されます。利用したいRPAツールの動作環境に自身のパソコンがマッチしていない場合、利用できなかったりRPAの挙動が不安定になることがあります。
また、企業における標準ブラウザがIEからChromeやEdgeなどに変わったことから、従来のRPAが必要としていたスペック不足に陥るケースも散見されます。これは、標準ブラウザの変更に伴いCPUやメモリのリソースを多く消費するようになったことが原因と考えられています。
必ず動作環境を確認しましょう。
2.やりたい事が叶うツールなのか
RPAツールを無料で利用できることは大きなメリットです。ただし、無料であることによって機能が不足した結果、自動化したいことが叶わなければ意味がありません。一方で、機能がたくさんあるほど良いツールであるように見えますが、多すぎて使いこなせない場合も。
やりたいことの実現可否は、機能だけでは決まらない |
機能以外にも、RPAツールによって処理の精度や自動化したいシステムやアプリケーションとの互換性が大きく異なるため、その点も踏まえ必ず自動化したい業務が叶うツールなのかを実際に開発して試してみましょう。
互換性とは、異なるシステム、ソフトウェア、またはデータフォーマットとRPAツールがどれだけうまく連携できるかを指します。RPAツールの互換性が高いほど、多種多様な業務環境において効果的に利用することが可能になり、業務プロセスの自動化範囲が広がります。
無料で試す際には操作性の確認だけでは不十分 |
RPAツールの契約後にこれらによってうまく自動化できないことが発覚し、プロジェクトが白紙に戻ることのないよう、トライアルの時点で実際に自動化を予定している業務を実装し、課題の洗い出しや対処法の検討が必須となります。
その場合に、無料で試せる期間が短いほどこれらをやりきれずに期間が終了する恐れがあります。そのため、なるべく無料で試せる期間が長いものを選ぶことをおすすめします。
RPAツールには大きく分けて3つの種類がある |
加えて、RPAツールにはクラウド型・サーバー型・デスクトップ型という3種類があり、それぞれ得意とするポイントが異なります。
クラウド型であれば、インストール不要でインターネットに繋げてすぐ使えてコストを安価に抑えられるというメリットがある反面、使える場面がWebブラウザの自動化に限定される点に注意が必要です。
サーバー型の場合、自社独自の自由なカスタマイズが可能となるため、全社的な業務自動化に向いています。反面、自社内でサーバー構築が必要であり、そのことから専門知識・スキルを持ったエンジニアやプログラマが必要であることや、コストが高めという点がネックです。
デスクトップ型は、それぞれのパソコンにインストールして使うタイプであり、コストを安価に抑えられ、小規模業務の自動化に向いている点がメリットです。なお、その性質上、サーバー型のような大規模かつシステム横断型の自動化はできない点に注意しましょう。
このように各ツールの種類・得意とする点と、導入目的がマッチしているかどうか確認することもツール選定時の重要なポイントです。
3.誰でも使いやすいか
無料のRPAツールだとしても、導入して終わりではなく、実際に現場できちんと利用されてなければ意味がありません。実際にRPAツールを使うのは現場担当者のケースもあれば、IT部門担当者のケースもあり、それぞれの操作のしやすさの観点が違う場合があります。各担当者の意見を尊重し、直感的に操作しやすいなどの、誰でも使いやすいサービスを選定しましょう。
また、RPAツールには日本製と海外製のものがあり、それぞれに良さがあります。しかし、担当者が必ずしも海外製のRPAツールを使いこなせるとは限りません。その理由として、海外製の場合、ツールのマニュアルやサポートが日本語に対応していないことがあるためです。
使用者が使いやすいツールを選定しましょう。
4.本当に大事なのはコストだけか?
無料でRPAによる自動化ができればそれに叶うものはありません。しかし、無料だからといってセキュリティに懸念があったり緊急時や不明点があってもツールベンダーへの問い合わせができない場合は不安が大きいでしょう。
RPAを実装するにあたって「どのような効果を得たいか」だけでなく「避けたい事象」を総合的に考え、ツール選定をしていきましょう。無料だからといって安全な運用ができるとは限りません。よく確認が必要です。
5.サポートの対応範囲
無料ツールのある中で、全てのベンダーが自分の希望に叶うサポートに対応しているとは限りません。一方でRPAに不慣れな場合は、社内のみで問題を解決することは非常に困難といえます。だからこそ、サポート体制が十分かどうかが重要なのです。
無料ではじめられるRPAツールのベンダーによっては、専用のメールフォームを備えていたり、電話やチャットでのサポート体制を用意していたりします。一方で、サポートは行っておらず、ユーザーコミュニティを提供しているケースもあります。ユーザー間で問題について質問と回答を行える貴重な場ですが、回答までに時間がかかったり、回答が得られなかったりというケースもあるため注意が必要です。確実かつ早急な問題解決を希望する場合は、十分なサポートメニューを用意しているRPAツールを選ぶとよいでしょう。
ここでいう「サポート」には、不明点があった時に答えてもらえるようなサポートだけでなく、シナリオ作成の代行や、RPAで自動化できる業務の選定を行ってくれるようなサポートも含まれます。
併せて読みたい! そのほかRPAの選定ポイントの詳細はこちらで紹介しています。
無料で始められるRPAツール23選
無料で始められるRPAツールを一覧表にしてご紹介します。それぞれのRPAツールを無料のタイプ別に分類しているので、サービス選定の際の参考にしてください。
※本記事は2024年5月頃の情報に基づいて作成されています。最新の情報は各社のホームページ等でご確認ください。
RPAツール名 | 無料のタイプ | トライアル期間 |
---|---|---|
マクロマン |
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無期限 |
Microsoft Power Automate Desktop |
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無期限 |
クラウドBOT |
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無期限 |
Automation Anywhere |
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UiPath |
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「UiPath Studio/StudioX」プランは60日間 「個人向けFree」プランは無期限 |
WinActor | トライアル | 30日間 |
BizRobo! | トライアル |
1カ月間 |
BluePrism | トライアル | 30日間 |
AUTORO | トライアル | 2週間 |
Robo-Pat | トライアル | 1カ月間 |
BizteX cobit | トライアル | 1週間 |
EzAvater | トライアル | 2週間 |
アシロボ | トライアル | 1カ月間 |
オークファンロボ | トライアル | 2週間 |
RoboTANGO | トライアル | 3週間 |
Autoジョブ名人 | トライアル | 2カ月間 |
トライアル |
30日間 |
|
トライアル |
30日間 |
|
トライアル |
30日間 |
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トライアル |
1カ月間 |
|
トライアル |
3週間 |
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フリーミアム |
無制限 |
|
要問合せ |
要問合せ |
①「マクロマン」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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無期限 |
マクロマンは、完全無料で利用できるRPAツールであり、無料期間、人数や機能の制限が無い珍しいツールです。公式サイトにアクセスしてすぐにダウンロードし、利用開始できるため、手軽かつスピーディーに利用可能です。デスクトップ型でオフライン利用も可能であり、タスクスケジューラー機能(実行を自動で行う機能)が標準搭載されています。初心者向け解説動画やシナリオのサンプル提供もしており、「ユーザーコミュニティ」も無料で利用できます。
操作方法などのヘルプデスク付きプランもあり、サポートが必要な場合には有償利用することで大幅なコストカットができます。提供元はITの人材派遣会社であるため、ツール提供だけでなく、ツールが扱える人材がいない場合にRPA人材を派遣したり、派遣から徐々に内製化支援をすることや、初心者にも分かりやすい研修などの有人のサポートが充実していることがポイントです。
企業はもちろん、公共団体や学校、医療機関、士業など広く利用されているRPAツールです。個人利用も可能。
②「Microsoft Power Automate Desktop」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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無期限 |
Microsoft(マクロソフト)社が提供しているRPAツール「Power Automate」の一機能である「Microsoft Power Automate Desktop」は、Windows10またはWindows11ユーザーであれば無料で利用でき、Windows11には標準でインストールされているデスクトップ型のツールです。
有料プランにアップグレードすることで、タスクスケジューラー機能(実行を自動で行う機能)を利用できるようになります。
使用しているパソコン端末がWindows10または11のユーザーにとって導入ハードルが圧倒的に低いことが本ツールの魅力といえます。
※外部サイトに遷移します
③「クラウドBOT」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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完全クラウド型を特徴とする「クラウドBOT」では、ロボットの作成から実行まで、全てをクラウド上で完結させられます。従量課金制を採用し、低価格帯であることが特徴です。
期間無制限の無料プランが用意されていますが、サービスの実行可能時間やストレージ利用量が短めに設定されています。より長時間や大容量でのサービスの稼働や、高度な機能を使いたい場合には有料プランへの変更もできます。
また、有償で技術的なサポートや個別の問い合わせ対応などを行う充実した支援制度も整備されています。
※外部サイトに遷移します
④「Automation Anywhere」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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90カ国以上の世界中で利用されている「Automation Anywhere」は、国内でも多く導入されているRPAツールです。提供元はアメリカのAutomation Anywhere社であり、2018年には日本法人が設立されました。海外製ですが、日本語にも対応しています。
AIによる業務自動化プロセスの選定を特徴とする「Discovery Bot」や、高度な安全性を誇るマルウェア対策用の「Bot Security」など、さまざまな機能も魅力です。
30日間のトライアル期間が設けられており、学生・開発者向け「Community Edition」は無料で利用できます。ただし、学生・開発者であること以外にもいくつかの条件があるため、条件をよくご確認ください。
※外部サイトに遷移します
⑤「UiPath」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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国内外の数多くの企業にて導入されている「UiPath」は、オンプレミス・SaaS・IaaS・PaaSといったさまざまな導入形態に対応可能なRPAツールです。世界的に有名なRPAベンダーですが、日本語によるサポート体制も充実しており、ユーザー間で交流可能な「Community Forum」も設けられています。
RPA開発者向けの「UiPath Studio」と、業務部門ユーザーでも手軽に開発可能な「UiPath StudioX」では、60日間のトライアルが利用可能です。
「Free」プランは個人利用者であることが条件で、無料かつ機能無制限で利用できます。
※外部サイトに遷移します
⑥「WinActor」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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NTTグループによって開発された国産RPAツール「WinActor」は、7,000を超える企業に導入されており、国内シェアトップのツールです。NTT研究所により研究開発されたツールであり、NTTグループという高い信頼性があります。パソコンへのインストールだけで利用でき、環境構築の不要なこと、充実したサポート体制などが特徴です。
また、操作、マニュアル、サポートがそれぞれ日本語、英語に対応しているため、グローバルな環境にも適応できます。
なお、有償版と同等の機能を利用できるトライアル期間は、30日間です。
※外部サイトに遷移します
⑦「BizRobo!」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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利用条件によって金額が変動しないシンプルな価格体系が魅力の「BizRobo!」は2,700社以上に導入されており、「スモールスタートから全社展開まで柔軟に対応可能」「スケジュール実行機能で簡単管理」を特徴としています。1ライセンスで無制限にインストール可能です。
サポート面ではベンダーによるものだけでなく、「BizRobo! LAND Community」というSNS形式のユーザーコミュニティを設けており、情報共有や悩み事の相談などもできます。
トライアル期間は1カ月間です。
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⑧「BluePrism」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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もともと、イギリスの金融機関におけるバックオフィス業務の自動化ツールであった「BluePrism」は、日本を含む世界各地で展開されているRPAツールです。金融機関で活用されていたこともあり、そのセキュリティ対策は非常に強固なものとなっています。
ツールの種類としてオンプレミス・パブリッククラウド・SaaSの3形態から選択でき、オンラインストア上で自動化機能を購入することも可能です。
トライアル期間は30日間となっています。
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⑨「AUTORO」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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ブラウザ上にロボットを作成し、画面上で実際の操作を記録させるだけで自動化可能なクラウド型RPAツール「AUTORO」は、プログラミングの知識が不要=ノーコードで利用可能です。拡張性にも優れており、さまざまな外部APIや社内システムとスムーズに連携することができます。標準でチャットサポート機能が付いていることや、定期実行機能があるのも魅力的なポイントです。
打ち合わせのうえで、2週間のトライアルを利用できます。
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⑩「Robo-Pat(ロボパット)」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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日本企業のDXを推進すべく「エンジニアに依存しないIT活用」を目指すRPAツールが「Robo-Pat」です。1つのライセンスを複数のパソコンで利用できるフローティングライセンスを標準搭載しているため、複数の拠点で利用可能です。
また、RPAの操作方法習得講座や、作ったロボの添削といった個別サポート、さらには専任の担当者による3ヶ月間の導入支援サポートなど、充実のサポート体制も本ツールの魅力といえるでしょう。
トライアル期間の1カ月間は、3ライセンスを使用可能です。
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⑪「BizteX cobit」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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クラウド型RPAの「BizteX cobit」は、難しい専門知識は不要で直感操作によってロボット作成が可能であることを強みとしてPRしているツールです。クラウド型であるため、パソコンにインストールは必要ありません。複数人での同時開発・同時実行が可能となっているので、効率的にロボット作成や業務の自動化を進められます。
また、中長期に及ぶ無償の個別レクチャーを提供しており、「RPAの運用が続かない」という課題を解決できます。
トライアル期間は1週間です。
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⑫「EzAvater」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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EzAvaterはユーザー目線で考えられたRPAツールです。40社以上のRPA導入済み企業にヒアリングを実施し、そこで明確になった利用者の課題を解決するために開発されました。利用者のニーズに応えるため、EzAvaterはシステムの速度に合わせて動く安定動作や、エラー発生時の即時通知(デスクトップ通知および画面キャプチャ付きのメール通知)などを実現しています。
また、サービスの契約後にはシナリオの作成や運用などで困った際に相談できる専用サポートサイトも提供されています。
トライアル期間は2週間です。
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無料RPAツール⑬「アシロボ」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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中小企業から大企業、官公庁まで幅広い導入実績がある「アシロボ」は「マクロが組める方で90分程度、それ以外の方でも7時間程度」で実践レベルのRPA活用スキルが身に付く点を売りにしているRPAツールです。そのため、導入サポート・操作説明会・アフターフォローなどを利用できます。月額5万円という低価格で利用できることも特徴です。
トライアル期間は1カ月間で、1アカウントにつき2ライセンス(パソコン2台分)が発行されます。価格帯も比較的安価です。
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⑭「オークファンロボ」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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オークファンロボは、オークションの相場、統計価格比較サービスを提供する株式会社オークファンが提供する、国産のRPAツールです。1ライセンス3ヶ月から利用することができ、追加費用は発生しません。
サポート体制も充実していて、オンライン通話で困り事を解決してくれるオンライン相談会やRPA初心者の方からベテランの方まで参考にできるヘルプデスクが用意されているので安心です。さらに、必ず一人のサポート担当者が付いてくれるので、個別質問にも丁寧に対応してくれます。
2週間のトライアル期間を設けており、その際にも3ライセンスを利用できます。
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⑮「RoboTANGO」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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デスクトップ型RPAツールの「RoboTANGO」は、1ライセンスを複数のパソコンで共有・利用できるフローティングライセンスを標準搭載しています。また、「録画機能+Shiftボタン」で画面上の操作を記録できるため、RPA初心者の方でも扱いやすいのが特徴です。
RPA作成支援や契約者向けセミナーなどのサポートに加えて、別途有償サポートとして「定期開催のリモートレクチャー」「導入支援サービス」「まるなげRPA」といったサポートも提供しており、ニーズに合ったサポートを利用できます。
トライアル期間は3週間です。
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⑯「Autoジョブ名人」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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受発注業務を軸に、さまざまな業務プロセスの自動化を目的として開発されたのが「Autoジョブ名人」です。
本ツールでは、受注業務の自動化に際して最も重要とされる稼働安定性を担保すべく、RPAのシナリオ作成において自動化対象を指定する方法に「タグ指定」を採用しています。また、エラー時にはアラートが出る仕様となっており、エラーが発生しても気づきやすい仕様です。
トライアル期間は2カ月間と長く設定されており、その間、製品導入時と同様のサポートを専属のカスタマーサクセスプランナーから受けられます。
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⑰「CELF」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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ノーコードのシステム開発ツール「CELF」は、住友商事グループのシステムインテグレーターであるSCSK株式会社が開発・提供しているRPAツールです。国産RPAツールであり、約1,000社に導入されています。見た目・操作性ともにExcelと同様で使い勝手が変わらずに操作できる点が特徴です。ITの専門スキルや知識がない方でも、Excelスキルの延長で簡単に業務アプリ開発を行えます。
また、CELF環境を用いて実際の手順に沿って作りながら学べる動画セミナーや、実現したいことに対して相談できるリモート相談会などにも参加可能です。
なお、トライアル期間は30日間となっています。
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⑱「SynchRoid(シンクロイド)」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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ソフトバンク社が提供する「シンクロイド」は、スモールスタートから大規模導入まで対応が可能なツールです。ユーザ視点で使いやすいように工夫が取り入れられており、たとえばDesign Studioの機能によってWeb画面による開発が可能です。
また、RPAにおけるロボット開発時に行いたいことから逆引きできるマニュアルがあり、ロボットパーツのダウンロードができます。さらに、開発をサポートする充実したメニューが魅力のポータルサイトがあるなど、サポート体制も万全です。
トライアル期間は30日間です。
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⑲「JobAuto」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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「JobAuto」はサーバー機能・仮想環境下での動作を標準搭載しているRPAツールです。マウス操作と簡単なキーボード操作だけで、ロボットを作成できます。月額4万円という低価格も魅力のポイント。エラー発生時にはメールでお知らせが届くようになっていて、エラーに気づきやすいように工夫されています。
トライアル期間は30日間です。
また、RPA人材が不足している場合には、業務の自動化を実現するBPOサービスも提供しています。
※外部サイトに遷移します
⑳「ipaSロボ」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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「ipaSロボ」は現場主導で業務の効率化を実現できる国産のRPAツールで、自己学習によるスキル向上に役立つオンライントレーニングを提供しています。
Zoomなどを使った専任の講師によるトレーニングも提供しているため、さらなるスキル向上も目指すことが可能です。FAQサイト、ヘルプデスク、パソコン画面を共有しながらのオンラインサポートとサポート体制も整っています。
無料で操作体験が可能な1週間の「操作体験版」と、しっかり機能を確認できる1カ月間のトライアルを提供しています。
※外部サイトに遷移します
㉑「コマースロボ」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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ネットショッピングにおける受注・在庫・出荷管理業務の自動化に特化しているのが、「コマースロボ」です。特化型でありながら約900社に導入されています。ECサイト関連の主要外部システムとAPI連携済みであるため、受注データや在庫状況といった情報の閲覧がスムーズです。
また、コマースロボの導入と運用では、電話・メール・Zoomでのサポートを受けられます。有償オプションで初期設定やロボット作成を代行するサービスも行っているので、RPAツールの導入が初めてという方も安心して利用できます。
なお、トライアル期間は3週間です。
※外部サイトに遷移します
㉒「Bitrix24」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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Bitrix24はアメリカのBitrix社が開発したRPAツールです。無料プランを無期限かつ無制限で利用することができ、世界で1,200万を超えるユーザーに利用されています。
無料プランで使用可能な容量は5GBに設定されており、RPAツールに加えてチャット・ビデオ通話・タスク管理といった機能を利用可能です。容量の拡張や機能のグレードアップを希望する場合には、有料プランの利用を検討しましょう。
※外部サイトに遷移します
㉓「Tungsten RPA(旧Kofax RPA)」
無料のタイプ | トライアル期間 |
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「Tungsten RPA(旧Kofax RPA)」はアメリカに本社がある Tungsten Automation社が提供を行っているツールで、世界中で導入されているサービスです。大規模展開が可能なサーバー型のRPAであるため、大量のデータを管理でき、サーバーにアクセスできる複数のパソコンからRPAツールを稼働させることも可能です。また全社的な構築・展開・管理もスムーズに行えます。
操作に関して困りごとがあれば、コミュニティの利用や、テクニカルサポートに相談することも可能です。
トライアル期間は問い合わせてみましょう。
※外部サイトに遷移します
無料RPAツールなら「マクロマン」
無料ではじめられるRPAツールをたくさん紹介してきましたが、トライアル期間中にじっくり試せなかった、すべての機能を使いこなせなかった、というケースがよくあります。
しかし、期間の制限なく利用できる「マクロマン」なら、そのような心配はなく、じっくりお試しいただけます。
「マクロマン」は当社コクー株式会社が提供する無料のRPAツールです。働き方改革やDX推進のためにRPAツールを広めるにあたり、コストがネックでRPAが普及しないという状況を変えたいとの思いから、RPAツールを無料にし、当社スタッフによる操作方法のヘルプデスク等を有償としました。使用期間や機能の制限がなく、何台でも無料でダウンロードして「マクロマン」を利用できます。なお、操作方法に迷った場合は、有償でレクチャーやサポートを受けることが可能です。
国産のRPAツールである
国産ならではの使い勝手の良さも特徴です。RPAツールのメニュー画面や関連資料はもちろん日本語なので、安心してサービスを導入できます。完全無料でパソコンにダウンロードしてすぐに使うことができ、企業だけでなく個人や学生の方もご利用いただけます。
さまざまなタイプの日常業務を自動化できる
マクロマンはフリーソフト(無料のソフトウェア)でありながら、さまざまな業務の自動化ができます。実際に多くの国内企業のお客様にマクロマンを導入していただき、業務効率化を実現させています。タスクスケジューラー機能で、パソコンの前にいないタイミングでも実行できます。
デスクトップ型である
マクロマンはダウンロード後はオフラインでも使うことができるので、情報漏洩の防止に有効です。また、デスクトップ型のためWeb上だけでなくローカルファイルの自動化も可能です。インストールをしてすぐに始められるので、スモールスタートに最適です。マクロマンのデメリットは?
- 動作環境に限りがある
- 操作方法に関するヘルプデスクは有料(ユーザーコミュニティの利用は無料)
現時点での動作環境には限りがあり、OS:Windows10Pro/11Pro Windows Server2012/2016、CPU:1.5Ghz以上、メモリ:4G以上、ハードディスク:1GB以上の空き容量 となります。
無料の範囲では「ユーザーコミュニティ」でご質問いただけますが、当社スタッフによる問い合わせ対応は有償であるため、必要に応じてご利用ください。
「マクロマン 導入支援パック」
月額4万円で操作方法に関するヘルプデスク(チャット)対応や、初回のみシナリオ作成代行(一部制限あり)、月1回のマクロマン 相談チケット」などがついたパックを開始しました。不明点を気軽にチャットで聞くことができます。
マクロマン×RPA女子で内製化支援もお任せ!
当社はRPAツール「マクロマン」の提供だけでなく、さまざまな技術サポートに対応しており、RPAにまつわるさまざまなタスクをRPAのサポート「RPA女子」にアウトソースしていただくことができます。
はじめは当社がRPAに関わるさまざまな工程を代行し、RPA化の体制を構築していきます。運用が軌道に乗ったタイミングで、内製化ができるように支援をしていきます。
例えばRPAの基本に関する社内研修や、RPAツール「マクロマン」の操作方法に関する勉強会、ヘルプデスクや必要に応じての開発補助など、ご希望に合わせた支援をしていきます。
また、シナリオ作成の代行を外注したい場合にも対応いたします!RPA導入時のサポートや、内製化支援のための研修、RPAの運用・保守を承ります。「RPA女子」に関する資料は以下よりダウンロードください。
まとめ
数年前は高額であるというイメージが強かったRPAツールですが、昨今では条件次第などで無料で利用できるものもあります。
導入や運用コストをかけずにRPAツールを利用できることは大きなメリットですが、機能や操作性、精度などの観点から十分な比較検討が必要です。無料ツールは「お試し用」として使ってみて、有用であれば適切に予算をかけて効果が最大限に発揮されるものを利用しましょう。
この記事の監修者
コクー株式会社
RPA事業部 エバンジェリスト
吉田 将太
RPA事業部の立ち上げとして、営業・RPA開発・研修講師を経て、2023年1月にエバンジェリスト着任。
RPAやRPA以外の技術を使って業務効率化を目的にした様々な開発に携わる。この経験から300名以上の研修講師を務める。