※ページによっては古いバージョンでの説明が掲載されている場合がございます。
Outlookコマンドでは、メールの内容取得、返信、送信、転送、移動・コピー、削除をすることができます。
※Outlook for Windowsのみ対応
このページではOutlookコマンドの使い方について説明します。
Outlookコマンドの種類
Outlookコマンドは6種類あります。
- Outlookメール内容取得 → メールの件名や送信元アドレス、本文などの情報を変数に取得する
- Outlookメールを返信 → メールを返信する
- Outlookメールを送信 → メールを新規作成し送信する
- Outlookメールを転送 → メールを転送する
- Outlookメールを移動/コピー → メールを別のメールフォルダに移動、またはコピーする
- Outlookメールを削除 → メールを削除する
フィルターをかけて特定のメールを処理する
各コマンドでフィルタをかけて、特定のメールを操作することが可能です。
表形式で入力
フィルタをかけたい項目に値を入力します。
- 部分一致検索になる
- カンマ区切りで複数の値を設定可能
「OR検索」がチェックなしの場合はAND条件、チェックを入れるとOR条件となる
(例)【マクロマン,ダウンロード】 と入力した場合
→件名に「マクロマン」と「ダウンロード」が入っているメールでフィルタがかかる
(例)【マクロマン,ダウンロード】 と入力し、OR条件にチェックを入れた場合
→件名に「マクロマン」または「ダウンロード」が入っているメールでフィルタがかかる
※表内の「受信日時」では期間の指定はできないため、コード指定をご使用ください。
コード指定
コードを入力してフィルタをかけることができます。コードは下記の一覧をご確認ください。
※v5.0以前のコマンドで使用していたコードは「コード指定」欄に反映されます。
※表内と「コード指定」欄のどちらにも値が入力されていた場合、「コード指定」の内容のみが実行されます。
使用できるコード一覧表
フィルタ条件 | 目的 | フィルタ形式 | 入力例 |
---|---|---|---|
基本検索 |
件名 | [Subject] = '●●●●●●' | [Subject] = 'ダウンロードの御礼' |
送信元アドレス | [SenderEmailAddress] = '●●●●@●●●' | [SenderEmailAddress] = 'Taro.macroman@testmail.com' | |
送信者名 | [SenderName] = '●●●●●●' | [SenderName] = 'Taro Macroman' | |
送信先 | [To] = '●●●●@●●●●' | [To] = 'Taro.macroman@testmail.com' | |
CCの送信先 | [CC] = '●●●●@●●●●' | [CC] = 'Taro.macroman@testmail.com' | |
BCCの送信先 | [Bcc] = '●●●●@●●●●' | [Bcc] = 'Taro.macroman@testmail.com' | |
メールの内容 (部分一致) |
@SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription LIKE '%●●●●●●●%' | @SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription LIKE '%マクロマン%' | |
メールの内容 (完全一致) |
@SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription = '●●●●●●●' | @SQL= urn:schemas:httpmail:textdescription = 'マクロマンのダウンロード有難うございます' | |
受信日時 | @SQL= urn:schemas:httpmail:datereceived >= 'YYYY-MM-DD' AND urn:schemas:httpmail:datereceived <= 'YYYY-MM-DD' | @SQL= urn:schemas:httpmail:datereceived >= '2023-01-01' AND urn:schemas:httpmail:datereceived <= '2023-09-31' | |
@SQL= urn:schemas:httpmail:datereceived >= 'YYYY-MM-DD 00:00:00' | @SQL= urn:schemas:httpmail:datereceived = '09-15-2023 09:00:00' | ||
添付ファイルメールを検索 | @SQL= urn:schemas:httpmail:hasattachment = 1 | @SQL= urn:schemas:httpmail:hasattachment = 1 | |
部分一致やどちらか一方での検索 |
件名と送信者名でフィルタ | [Subject] = '●●●●●●' and [SenderName] = '●●●●●●●' | [Subject] = 'ダウンロードの御礼' and [SenderName] = 'Taro.macroman@testmail.com' |
件名または送信者名でフィルタ | [Subject] = '●●●●●●' or [SenderName] = '●●●●●●●' | [Subject] = 'ダウンロードの御礼' or [SenderName] = 'Taro.macroman@testmail.com' | |
部分一致の検索 | 件名 の部分一致 | @SQL=urn:schemas:httpmail:subject LIKE '%●●●●●●%' | @SQL=urn:schemas:httpmail:subject LIKE '%マクロマン%' |
変数にメール情報を取得する
Outlookメール内容取得コマンドでは、以下のメール情報を変数に取得することができます
└件名、送信元アドレス、送信者名、宛先(To)、CC、BCC、メール本文、受信日時、添付ファイル
取得した情報はデータテーブル変数として加工・出力ができます。
(例)データテーブルをExcelへ出力コマンドで、メール情報を出力
Outlookコマンドの注意点
- Outlookのアプリケーションを起動していないと実行エラーが発生します。
実行前に手動で起動するか、コマンド実行前に「プログラム/アプリを開始」で起動してください。
※Outlookメールを除く